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液状化と大規模盛土造成地は、浸水の色とは別に見る

2026-09-02 / 長沢 銀河(宅地建物取引士) 運営者について

ハザードマップで浸水の色が付いていなければ安心、とはいきません。洪水や土砂は水が来るか崩れてくるかの話ですが、液状化と盛土は、建っている足元そのものの話です。

液状化は「数値」ではなく「説明文」で公表されている

この診断が読んでいる液状化の情報は、「やや液状化しやすい」のような 説明の文章で返ってきます。数値のレベルも一緒に入っていることがありますが、 その数字が何段階のうちの何なのか、凡例が手元にありません。

そこで、あえて数値は使わず文章のほうを読んでいます。凡例を推測して 段階を取り違えると、しやすい土地としにくい土地を逆に採点しかねません。 分かる形で書いてあるものだけを使う、という判断です。

大規模盛土造成地は、危険と判定された区域ではない

ここは誤解されやすいところです。国土交通省は、大規模盛土造成地マップに ついて「安全性を確認すべき盛土を示したものであって、直ちに危険性のある 盛土造成地を示したものではない」と説明しています。造成前後の地形図を 重ね合わせて、規模の大きな盛土のおおよその位置と範囲を示した地図です。

載っているからといって、その土地が危ないという意味ではありません。 ただ、造成前が谷や斜面だったことは分かります。擁壁の状態、造成の年代、 過去に地盤の変状がなかったか。確認する項目が増える、という受け止め方が 正確です。

この診断での減点

リスクは15点満点です。地盤に関わるものは、次のように効かせています。

該当リスクの扱い
液状化しやすい3点引く
やや液状化しやすい1.5点引く
大規模盛土造成地1.5点引く
急傾斜地崩壊危険区域7.5点以下に抑える
地すべり防止地区7.5点以下に抑える
災害危険区域6点以下に抑える

「液状化しにくい」と書かれていれば、引きません。書き方が 「しやすい」でも「しにくい」でもない場合は、点は動かさず、結果画面に そのまま文言を出します。判断できないものを、良いほうにも悪いほうにも 寄せないためです。

盛土を1.5点にとどめているのは、上に書いた理由です。危険と判定された わけではないものに、区域指定と同じ重さは置けません。

契約前に確かめること

新築や築浅の戸建なら、地盤調査報告書が残っていることがあります。 売主か施工会社が持っているので、仲介業者を通じて見せてもらってください。 地盤改良をしたかどうかと、その工法が書かれています。

築年数の経った家では、報告書が無いことのほうが多いはずです。その場合は 現地で見ます。敷地や道路に面した擁壁にひび割れや傾きがないか、隣地との 段差がどう処理されているか、周囲の道路が波打っていないか。これは書類が 無くても、自分の目でできる確認です。

この記事の数字は、診断の採点にそのまま使っています。住所を入れて地盤を確かめる ・ 土地を診断する(注文住宅)

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出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ/国土地理院
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