いま4歳と7歳の子ども2人を、高校まで公立に通わせる場合、教育費がいちばん重くなるのは14年後、上の子が大学4年・下の子が大学1年の年です。児童手当を差し引いて、大学が国公立なら135.4万円、私立なら264.8万円。35年の住宅ローンなら、返済の15年目にあたります。
学費から児童手当を引いた額で、単位は万円です。今年を0年後としています。
| 何年後 | 年齢(歳) | 児童手当 | 大学が国公立 | 大学が私立 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | 4・7 | 24.0 | 31.1 | 31.1 |
| 1 | 5・8 | 24.0 | 31.1 | 31.1 |
| 2 | 6・9 | 24.0 | 49.3 | 49.3 |
| 3 | 7・10 | 24.0 | 49.3 | 49.3 |
| 4 | 8・11 | 24.0 | 49.3 | 49.3 |
| 5 | 9・12 | 24.0 | 66.9 | 66.9 |
| 6 | 10・13 | 24.0 | 66.9 | 66.9 |
| 7 | 11・14 | 24.0 | 66.9 | 66.9 |
| 8 | 12・15 | 24.0 | 89.9 | 89.9 |
| 9 | 13・16 | 24.0 | 89.9 | 89.9 |
| 10 | 14・17 | 24.0 | 89.9 | 89.9 |
| 11 | 15・18 | 12.0 | 129.5 | 198.5 |
| 12 | 16・19 | 12.0 | 101.3 | 161.8 |
| 13 | 17・20 | 12.0 | 101.3 | 161.8 |
| 14 | 18・21 | 0.0 | 135.4 | 264.8 |
| 15 | 19 | 0.0 | 53.6 | 114.1 |
| 16 | 20 | 0.0 | 53.6 | 114.1 |
| 17 | 21 | 0.0 | 53.6 | 114.1 |
大きく跳ねるのは、上の子が大学に入る年(11年後)と、2人とも大学生になる年(14年後)です。児童手当は高校生の年代までなので、大学に入る年からその子の分がなくなります。学費が上がる年と手当が止まる年が重なるので、表の数字は学費の伸び以上に跳ねます。
下の子が大学を出るまでの18年間で、大学が国公立なら1,308.9万円、私立なら1,809.7万円です。毎年同じ額ずつ積み立てて払うとすると、年72.7万円(月6.1万円)と、年100.5万円(月8.4万円)になります。
中学から私立に通わせ、大学も私立なら、合計は2,769.9万円、均すと年 153.9万円です。
小学校から高校までは、文部科学省「子供の学習費調査」(令和5年度)の学習費総額を使っています。授業料などの学校教育費に、給食費と、塾・習い事などの学校外活動費を足した1年あたりの平均です。
| 学校 | 公立 | 私立 |
|---|---|---|
| 幼稚園 | 184,646円 | 347,338円 |
| 小学校 | 366,599円 | 1,741,516円 |
| 中学校 | 542,450円 | 1,560,359円 |
| 高等学校(全日制) | 596,954円 | 1,179,261円 |
出典:文部科学省 令和5年度 子供の学習費調査(令和8年1月16日の訂正後)
大学は、国立が授業料の標準額535,800円と入学料282,000円(国立大学等の授業料その他の費用に関する省令)。私立は文部科学省の令和7年度入学者の平均で、初年度が1,507,647円、 2年目からは授業料と施設設備費の1,140,619円です。
児童手当は月額で、3歳未満15,000円、3歳から高校生年代まで10,000円、第3子以降は30,000円です(こども家庭庁)。
入れていないものもあります。0〜2歳の保育料は市区町村と所得で変わるので入れていません。大学の下宿代、受験料も入っていません。私立高校の学費は令和5年度の数字のままで、令和8年度から広がった就学支援金は反映していません。そのぶん私立高校は多めに出ています。
この例では、上の子が大学に入る11年後から、2人目が大学を出る17年後までが重い時期です。住宅ローンは金利が変わらなければ毎月同じ額なので、重い時期に向けて動かせるのは、それまでに積み立てた額だけです。
返済予定表を受け取ったら、12年目から18年目の行に、この表の金額を書き込んでみてください。その年に足りるかどうかが、借入額を決めるもう一つの物差しになります。
この記事の数字は、診断の採点にそのまま使っています。年収を入れて診断する ・ 教育費まで見る(PRO)