HOME INDEX
解説
HOME INDEX

← 解説の一覧

2050年の人口は250mメッシュで見ています。市区町村の平均では分からない

2026-09-02 / 長沢 銀河(宅地建物取引士) 運営者について

「この市は人口が減る」と言っても、駅前のマンションと郊外の分譲地では話が別です。この診断は市区町村の平均ではなく、250m四方のメッシュごとの推計を見ています。

市区町村の平均では、隣の学区の話が混ざる

人口の見通しは、ふつう市区町村の単位で語られます。ただ、ひとつの市の 中でも、駅に近い区域は世帯が入れ替わりながら維持され、バス便の郊外は 減っていく、ということが起こります。平均を取ると、その差が消えます。

買う人が知りたいのは市の平均ではなく、その家の周りに人が住み続けるか です。売るとき、貸すときに効いてくるのはそちらのほうなので、より細かい 単位で見る必要があります。

250mメッシュの推計を使っている

この診断は、国土交通省 不動産情報ライブラリの将来推計人口を、250m四方の メッシュ単位で取得しています。物件の座標が入るメッシュについて、 2025年の人口と2050年の推計人口を比べ、その増減率を使います。

効かせ方は、あえて軽くしている

資産性は戸建で10点、マンションで20点の配点です。人口の増減はここに 足し引きしますが、幅は次の程度に抑えています。

2050年までの増減戸建マンション
+5%以上0.8点足す1.6点足す
0%以上+5%未満0.4点足す0.8点足す
-10%以上0%未満動かさない動かさない
-20%以上-10%未満0.5点引く1点引く
-20%未満1点引く2点引く

25年先の推計に、駅からの距離や築年数をひっくり返すほどの重みは 置けません。推計は前提を置いた計算であって、予測ではないからです。 大きな再開発や、雇用の増減や、災害。どれも織り込まれていません。

それでも入れているのは、方向が分かるだけで意味があるからです。 同じ価格・同じ築年の二つの物件で、片方が横ばい、片方が2割超の減少と 出るなら、それは考える材料になります。

減る、と出たときにどう読むか

人口が減る見通しの区域を避けるべきだ、という話ではありません。 価格にはすでにある程度織り込まれているはずですし、住み心地とも直接は つながりません。効いてくるのは出口、つまり売るときや貸すときです。

気にするなら、周辺の小中学校が統廃合の対象になっていないかと、 路線バスの本数がどう推移しているかを見てください。どちらも自治体が 公表しています。人口の推計より、生活の実感に近いところで先に現れます。

この記事の数字は、診断の採点にそのまま使っています。住所を入れて人口の見通しを見る ・ 土地を診断する(注文住宅)

解説
PROでできること ・ 無料とPROのちがい ・ 資金計画の見本
運営者について ・ 利用規約 ・ プライバシーポリシー ・ 特定商取引法に基づく表記
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ/国土地理院
商業施設:© OpenStreetMap contributors(ODbL)
© HOME INDEX